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税関では必ず荷物を調べられる、という扱いを受けていた私ですが、最近は、荷物を開けさせられることも無く平和に入国しています。なんでなんだろう、と不思議に思っていたのが、この前の帰国時にその理由がわかりました。 税関（もちろん免税の方）で自分の順番になり、パスポートを見せて、「いつでも荷物を開けて見せますよ」という態度でいる私に対して、意外な質問がきました。 「お仕事ですか？」 その日は８月２３日、どう考えても世間は夏休みの最中ですし、私も遊びの旅行の帰りです。瞬間、どう答えていいか分からず、「い、いや、観光です」などと変にあせってしまいましたが、質問の元はどうやらパスポートの写真のようでした。今のパスポートに切り替える時に、ちょっと仕事をサボって手続きに行ったので、写真に写っている私は背広にネクタイです。目の前の私はよれたチノパンにワークシャツでも、会社員の海外出張に間違えられていたようです。当然、荷物に触れることも無く、お仕事ご苦労様、という感じでフリーパスでした。その時に持っていた旅行かばんが、ＴＵＭＩというメーカーのボーディングバッグだったので、それもリュックやハードケースなどを持った観光客と違った、会社員の出張というイメージを助けていたのではないかと思います。 パスポートの写真１枚でどれだけ係官の判断が変わるのかは分かりませんが、きちんとした服装で写っている写真は悪い印象は与えないでしょう。少なくとも私は、今のパスポートになってから税関はフリーパスです。パスポートの期限が近い方、初めて取得する方、正装で取った写真で申請してみませんか。 |
| (2000.9.17) |