荷物と服装
  出発前に一番悩むのが荷造りです。航空券とパスポートがあれば後は現地調達でいいとか、着替えは一切いらないとかという潔い人もいますが、普通は、バッグの選択から始まって出発前日の夜遅くまでかかってやっと荷物をまとめる事になると思います。ということで、今回の私の荷物と服装をまとめてみました。

  服装については、出発数日前にテレビでマラケシュのことをやっており、写っている人たちを見て、アースカラーのワークシャツにコットンパンツ(私が旅行するときの普通の服装)で違和感がない事がわかりました。

  ただし、実際に現地に行ってみるまでは、モロッコに溶け込めるか、拒否反応を起こして欧米系の高級ホテルに逃げ込みたくなるか、の判断が付きませんでしたので、どちらの場合にも通用する外見となる様にして出かけました。と言っても移動中心の旅行となる予定でしたので、荷物は出来るだけ軽く最小限に抑えました。

    (2001.07.08追加)
  「モロッコ旅行の必需品」をひとつ追加します。それはお塩、食塩です。
  家庭でご馳走になる料理はスパイスも塩味もきちんとしていておいしいのですが、食堂で出てくるものは、味が薄かったりついていなかったりするものが多く、文字通り味気ない思いを何度もしました。
  酷暑の時期やお腹を下している時の電解質の補給にも使えますが、それ以前にやはり食事はおいしく食べなければ、ということで、食塩は是非持っていってください。



出発時の服装
ワークシャツ、カーディガン、ウィンドブレーカー、 コットンパンツ、黒革のカジュアルシューズ
      

モロッコでの服装
  11月だからかモロッコでもそれほど暑くはなかったので、ワークシャツで過ごしました。日差しもそれほど強くなく、最初は帽子を被っていましたが、途中で止めてしまいました。
  マラケシュの超高級ホテル、ラ・マムーニャの庭を見に行った時には、ガイドブックに「カジュアルな服装は不可」と書いてあったので、向こうで買ったジュラバという民族衣装を着ていきました。と言っても一緒に行った中の一人はジーンズでしたが、ドアマンに拒否されるようなことはありませんでした。
  砂漠では、やはり向こうで買ったターバンを巻き、ワークシャツの上にガイドが貸してくれた青いベルベルのジュラバを着ました。日中はさすがに暑い感じはしましたが、長袖でも不快感はありませんでした。反対に夜は寒く、2,3枚重ね着するような感じでした。
  アトラス山脈越えの夜行バスも非常に寒く、ひざ掛けになるものや上に着るものを持ちこんだほうが良いです。ホカロンなどあればベストかもしれません。


バッグなど
ボーディングバッグ(国際線機内持込みサイズのソフトバッグ)
デイパック
カメラや本等重いもの、無くなると困るものはデイパックに入れて背負い、衣類等の嵩があって軽いものはボーディングバックに入れました。


貴重品
パスポートは、口を封出来る少し厚手のビニール袋(チャック袋)に入れて、ワークシャツのポケットに入れる、というのが私の定位置です。現金などの貴重品も同じ様にしてズボンや服のふたの出来るポケットに分散して入れます。
今回は初めて首から下げる貴重品袋も使いましたが、透けない服を着る、首にかかっている紐が見えない様にする等、気を使わなければならないので途中で使うのを止めてしまいました。


持ち物
  • パスポート、航空券
  • 現金400ドル、TC400ドル
  • クレジットカード2枚
  • デジタルカメラ1台、コンパクトカメラ1台
  • フィルム4本
  • 双眼鏡1台
  • ガイドブック3冊、地図1枚、小説2冊、
  • タオル1枚
  • ワークシャツ1枚
  • 下着3組
  • 靴下3枚
  • スウェット上下1組
  • 帽子
  • キーホルダー兼用小型アーミーナイフ
  • カバン・デイパック用南京錠5個
  • 懐中電灯
  • 自転車用チェーン錠1本
  • 手帳
  • ボールペン、シャープペンシル
  • 速記者用ノート(表紙がしっかりしていてメモ、筆談用に具合いい)
  • ハンカチ3枚
  • ポケットティッシュ3パック
  • ウェットティッシュ5パック
  • 石鹸、歯ブラシ、チューブ入り歯磨き
  • デンタルフロス、剃刀、くし、爪切り
  • 洗濯バサミ付きの洗濯紐1本
  • 折りたたみスリッパ
  • B5サイズのビニールのカードケース1つ
  • チャック袋数枚
  • 正露丸、大正漢方胃腸薬、うがい用イソジン、目薬
  • ホッカイロ
  • カロリーメート4箱

上記のうちほとんど、または一度も使わなかったもの
持ちものの候補になったが持って行かなかったもの
スキットル(ウィスキー入り)
基本的に酒が手に入りにくい国であるため、ウィスキーを置いて行ったのは非常に後悔しました。
コンパス
コンパスは、メディナの中を歩く時にあったら便利だったかなとも思いましたが、その程度のものでした。
洗濯石鹸
洗濯には普通の石鹸を使いました。
ノートパソコン
私のデジカメは古いタイプでメモリカードの差し替えが出来ないため、ダウンロード用のパソコンは必需品と言ってもいいのですが、プラス1.2kgの重量、盗難の心配、破損しないように取り扱う苦労等を考えて置いて行きました。デジカメの液晶では撮った写真の細部の確認まで出来ないため多少の不便は感じましたが、一応我慢の範囲内でした。


持って行かなかったが絶対必要だったもの
トイレットペーパー
非常用程度の量しか持って行かなかったのですが、星なしホテル中心の旅行になったため、途中1つ星Aのホテルに泊まった時に、バスルームに置いてあった1巻き失敬して 事無きを得ました。と言っても星2つで、ペーパーを流しても良い所でも 置いていないこともありましたので、ペーパーを買えるような雑貨屋が近くに ない所では、本当の必需品だと思います。モロッコのトイレットペーパーは ピンク色でそこそこの紙質です。


持っていけば良かったもの
ボールペン
チップ代わりにしたり物々交換したり、たくさん持って行けば便利に使えそうでした。
日本製のボールペンを非常に欲しがりますので、筆談などで相手に渡す場合には、返してもらう事を忘れない様にしなければなりません。

 
 
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